息子(瑠耶)の腎生検~アルポート症候群

スポンサーリンク
知識

こんにちは、かの地から代表の嶋田です。

娘の腎生検では写真を撮る余裕がなかったので、今回は、息子(瑠耶)が腎生検をした時の事を書かせていただきます。

スポンサーリンク

腎生検とは?

腎臓病の種類とその程度を直接診断する手段として、腎生検は腎臓病の診断と治療に不可欠のものです。腎臓を細い針で刺して、一部組織を取ってくる検査をいいます。

背中から穿刺針を刺して腎臓に届かせ、腎臓の組織を採取して、顕微鏡で調べる検査です。腎臓は左右にありますが、どちらか片方の腎臓から採取します。

検査時はうつ伏せの姿勢になり、超音波で腎臓を映し出しながら、目的の場所まで穿刺針を刺しこみ、組織を採取してきます。

背中に多少強めの衝撃と圧迫感を感じるそうで、局所麻酔を行なうので痛みはある程度抑えられるはずですが、腎生検を2回した嫁は「それでも痛いよ。」との事。

所要時間は約2時間くらいですかね。

examin_illust

 

子供の腎生検

今回瑠耶は、まだ幼いという事で「痛みと恐怖から暴れないように」する為に「全身麻酔での腎生検」を勧められました。

地元の岩国では全身麻酔での腎生検ができなかったので、紹介状を持って山口大学医学部附属病院へ嫁と瑠耶の2人で行きました。

初日はとりあえず尿検査や、血液検査、検査前の点滴のみ、瑠耶も余裕のこの表情(笑)

IMG_1196

 

いよいよ本番へ!!

翌日はもう腎生検本番です。

朝から浣腸しトイレで苦しみ

IMG_1145

ちゃんと自分の足で病室へ戻り

IMG_1147

しばらくすると先生方がお迎えに来られて検査室まで歩いて行きました。やはり外からでは検査の様子は見る事ができなかったみたいですが、今回は全身麻酔で眠らせてからの検査で、瑠耶本人が検査で痛みを感じる事がないのでそこは良かったかなと。

ちなみに娘はもう小学校高学年だったので、局部麻酔での検査になり、随分怖がっていました。

戻ってきた時もまだ麻酔が…

IMG_1152

眠った状態で戻ってきました。戻ってきた時には管が2~3本ついていたんじゃないでしょうか。いつもは元気でムードメーカーな瑠耶ですから、この写真を見ると何ともいえない気持ちになります。

目が覚めたその後の過ごし方は?

IMG_1162

 

針を刺した後は必ず出血があります。検査した箇所を圧迫して出血を止めますが、その後も安静が必要です。検査終了後6時間から12時間くらいは仰向けの姿勢で、針を刺した場所に砂嚢をあてて、絶対安静を守っていただきます。その後も12時間から24時間の安静が必要です。

嫁からすると「腎生検よりも、圧迫するのに仰向けでの安静が一番辛い!」らしいです。

そんな瑠耶の過ごし方は嫁とオセロしたり、DSしたりとゲーム三昧だったみたいです。

IMG_1158IMG_1160

安静にしないといけないので、暇つぶしできるものがあって良かったです。

傷口は…

IMG_1186

安静にしないといけない時間が過ぎたので体を拭くついでに傷口を見てみました。どうやら瑠耶は左側の腎臓から組織を採ったようです。場所を決める為?のマジックもまだ残ってますね。

テープを剥がすと…

IMG_1187

 

思ったよりも傷が小さい!!!検査から2日目でこの傷口です。でも油断は禁物。

退院までの過ごし方

仰向け安静の次は床上安静です。ご飯もベッド上で。

IMG_1167

食欲はあったみたいですね。徐々に元気になってるのかなぁと。

ただ…瑠耶が何かを打ち込んでいる画像が嫁から届きました。

IMG_1172

 

一人で黙々とこの文章を打っていたようです。

IMG_1177

身内と保育園のお友達に会いたくて寂しかったみたいです。

保育園の先生とお友達からとても素敵な寄せ書きを頂きました。寄せ書きを持って病院に行ったんですが、瑠耶もこれを見て大喜びでした!本当に感謝です。ありがとうございました!

IMG_6302

点滴はしたままですが、お見舞いに行った後は退院を待つのみ!ベッドから自由に動けるようにもなってきました。

IMG_1205

ただ先生からは退院後も腹圧をかける動作(しゃがんだ姿勢での排便、重いものを持ち上げる等)や、激しい運動は、2週間から3週間は避けてください。との事でした。

この時の入院期間は1週間でした。退院時には検査結果はまだ出てなかったので、岩国に戻って数日後に結果を聞く事に。

結果は覚悟はしてましたが、嫁、娘と同じで

アルポート症候群でした。

 

完治する事のない病気ですが、それでも病気と向き合い笑って過ごそうと思います。

我が家の子供達に関係する記事です。