「家族サービス」って言葉に違和感がある

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知識

はい、こんにちは。かの地からスタッフの千明です。

長い連休も終わり、仕事に明け暮れている毎日です。長い連休明けになると出社後の会話は

「連休何してたの~?」

「ずっと家族サービスですよ~」

「たまには家族サービスしてもらってました~」

なんて会話が多いような気がします。

我が家は「家族サービス」という言葉をあまり使わないので(実家含め)捉え方でしょうが、その言葉に違和感を感じる事があります。(あくまでも個人的な意見です。)

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家族サービスって何?

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「家族サービス」

俗に、家族のために尽くすこと。ふだんは仕事で忙しい人が、休日に家族と一緒に食事に出たり遊びに行ったりなどして、くつろいで過ごすこと。

との事。国語辞書に載っているのも驚きですが、この説明では「???」となる印象は受けません。では何故?と考えた時に思うのが「サービス」の文字かもしれません。

サービスって何?

  • 人のために力を尽くすこと。奉仕。「休日は家族に―する」
  •  商売で、客をもてなすこと。また、顧客のためになされる種々の奉仕。「―のよい店」「アフター―」
  •  商売で、値引きしたり、おまけをつけたりすること。「買ってくだされば―しますよ」
  •  運輸・通信・商業など、物質的財貨を生産する過程以外で機能する労働。用役。役務。

とありました。ここでもありますが、「休日は家族に―する」です。

 

またWikipediaでは

サービス(英: Service)は、経済用語において、売買した後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のない財のことである。第三次産業が取り扱う商品である。法令用語では、役務(えきむ)ともいう。

でした。

こんな記事もありました

少し長くなりますが「あーなるほど!」と思ったので、同じ様に何で違和感があるんだろう?って思った方は読んで見て下さい。

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あくまで私の「語感」で言うと、サービスという言葉の裏側にはこんな意味が含まれていると思います。

  • 本来はやりたくないけど相手の機嫌をとるためにやること(例: 割引サービス)
  • 自分を気に入ってもらうために大変だけどやること(例: アフターサービス)
  • 本来お金をもらうべきなのに無償でやること(例: サービス残業)

やりたくないけどやる、大変だけどやる、お金をもらうべきなのに無償でやる……やっぱりビジネス臭のする言葉ですよね。

共働きをしている女性が、休日に子どもの面倒を見るときにこんな言葉を使うとは思えません。

何故かと言うと、未だに日本では「家庭での業務(家事・育児)は女性の仕事」って思われているからです。例え夫婦が対等に外で働いている共働き夫婦だとしてもです。

家族の一員である夫やパパが家事をしたり育児をすることは、サービスでもボランティアでもありませんよ。やって当たり前のこと。トイレに行ったり、お風呂に入ることと同じです。

働いているからと言って、家事育児を免除されるなんて思っているんですかね。あとね、男性が「家事を手伝う」っていう表現もオカシイと思うので使わないでほしいです。

たぶんね、使っている人は何の悪気もないと思うんですよ。でも自分の配偶者(妻、夫)が同じ言葉を使ったとして、違和感を持ちませんか? もし違和感があるのなら、それはやっぱりオカシイってことに間違いないです。使わないことをオススメします。

 

と、全てに賛同する訳ではありませんが、なんとなく私が感じる「家族サービス」って言葉に違和感があったのは同じ様な感じです。

「確かに!!」と思う部分もあり、私自身も今後気を付けたいですね。