もう匂いを気にしない!食後の「にんにくの臭い」を消す方法は3つ!

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知識

きっとみなさん、にんにく入りの料理が大好きですよね?
好きなのに「食べた後の匂いが気になるから…」と、ラーメンを食べる時ににんにく無しで!と注文する人ってかなり多いんじゃないでしょうか。

にんにくが入った料理は、臭いは別としてパンチが効いてとても美味しいです。美味しいだけじゃなく体にも良いという素晴らしい食材ですが、臭いの元ってなんなんでしょうか?

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にんにくの臭いの元はこれだ

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独特の臭いの素は「アリシン」と呼ばれる成分。調理をする事で細胞が壊れ発生するのですが、抗菌作用を持っている健康にいい成分でありながら、強烈な臭いを発生させる厄介な代物です。

さて、にんにくを食べた後に口臭を気にしますよね?どうやらこれは間違い…というか、口臭だけではないようです。実は臭いの元である「アリシン」は体内に吸収されると血液の中に取り込まれて体中を駆け巡ります。つまり

  1. にんにくを食べる
  2. 口臭を気にする
  3. 胃の中から沸く臭いを気にする
  4. なんでまだ臭いの?

というステップで今まで考えていたのですが、血液に取り込まれるという事は肺(息)からも臭っているという事です。これでは口臭予防のタブレット等で胃を消臭しようとしても効果が薄いわけです。
厄介なのは血液だけでなく汗としても排出されるので「体臭」としてあの臭いが出てくるということ。人間は寝ている間にコップ1杯分以上の汗をかくので寝ている間にも臭っているはず(自分では気付かないんですよね…)。

吸収されたにんにくの臭いは、だいたい16時間は持続すると言われています。

つまり。にんにくの臭いを消すためにはいかにこの「アリシン」を吸収させないかにかかっています。
(あ、にんにくを食べない!という選択肢は無しでお願いします…。)

 

にんにくの匂いを消す方法は?

ポリフェノールで匂いを抑える

たんぱく質を摂取する事でも抑制されるため、牛乳を飲みながら食べるのがいい。とも言われていますが…。ラーメンを食べながら牛乳が飲めますか?僕は無理です。

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なので、同じく抑制効果のあるポリフェノールを摂取する方法をおすすめします。食品のポリフェノール含有率について調べてみました。

ポリフェノールを多く含む飲料(100グラムあたり)

赤ワイン230mg
コーヒー200mg
緑茶110mg

ポリフェノールを多く含む果物(100グラムあたり)

ブルーベリー250mg
ソルダム(すもも)246mg
ブドウ192mg
プルーン189mg
リンゴ29mg

「ポリフェノールまるわかり」から引用

色々なサイトでは「りんごが良い」と言われていましたが、ポリフェノール含有量でいえば以上のようにもっと含有量の高い食品が存在します。しかし、りんごは特殊な「りんごポリフェノール(ロシアニジン)」という成分が含まれていて、これはカテキンが繋がっている構造になっています。この事からりんごが良いとされているのかもしれません。カテキンについては次に書いていきます。

※ポリフェノールは摂取後30分程度で効果が出ますが体内に蓄積出来ないため、3時間程度しか効果が続きません。摂取し続ける必要があります。

カテキンで臭いを分解する

お茶に含まれる「カテキン」という成分は、臭い成分と結合して中和する働きがあります。臭いを「抑える」のではなく「分解する」事で臭いを絶ってしまおう、というのが狙いです。カテキンは加齢臭の防止にも役立つ事が証明されていますし、ハンドソープにも使われていたりするので臭いを分解してくれる事はみなさんご存知の通り。

このカテキンが多く含まれている食品・飲料についてですが、調べた限り最強なのは
これ。

ヘルシア緑茶/ヘルシアウォーターでした。通常販売されているペットボトルのお茶のカテキン含有量が120mg~180mg程度なのに対して、ヘルシアは「540mg」。含有量が圧倒的です。ダイエット飲料としてだけではなくニンニクにも効果的とはヘルシア恐るべし。さすがトクホです。

臭い消しに使えるカテキンですが、食事の後だいたい1時間以内に摂取すれば大幅に匂いが抑えられます。これは嬉しいですね。

医薬品で臭いを消す/代謝を上げて体外へ排出する

エーザイの販売する「サクロフィール」も匂い消しに効果があるようです。まだ未体験なので購入して試してみようと思っているんですが、公式サイトの注意書きとして「服用後、便が緑色を呈したり、便臭が薄くなることがありますが、銅クロロフィリンナトリウムによる着色と脱臭作用ですから心配ありません」とありました。これって内蔵まで脱臭効果が作用してるという事でしょうから、強力ですね。

また、代謝を上げて体外へ排出する…という方法もあります。運動をして汗をかいたり、半身浴等で代謝を促進させる方法です。

しかしすでに臭っている段階で消し去る事は難しいのは前述の通り。血液に取り込まれてしまった臭い成分は16時間は持続します。ですのであまり現実的ではありません。出来るだけ「吸収される前に」対応したいですね。

余談ですが、「匂い」と「臭い」の違いも今回初めて知りました。「匂い」=良いにおい(香り)。「臭い」=嫌なにおい(臭気)。という違いがあるみたいで。日本語の勉強になりました。

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さあ、にんにくの臭いを阻止する方法が分かったところで、今日もニンニクマシマシでラーメンをがっつりいただきます!(写真はラーメン階杉にて撮影)