危険?夏場に現れる「やけど虫」ってどんな虫?

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知識

はい、こんにちは。かの地からスタッフ千明です。

いよいよ夏本番ですね。どこに居ても暑いのなんの。夏は薄着になり、肌の露出も増えてくるので気をつけたい事も色々とでてきますよね。

色々気をつけなければならない事はありますが、夏場になると全国各地で目撃される「やけど虫」。

その症状と対処法とは?

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やけど虫ってどんな虫?

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はい、気持ち悪いです。正直触る気にもなれません。ですが、ついつい触ってしまうのが子供心です。頑張れば蟻に見えなくもありませんしね。

特徴は?

体長約6mm、頭部がアリに似て黒色、胸部が橙色、鞘翅が藍色、腹部は橙色で末端部が黒色という特徴的な色彩をしていて、思っていたよりも小さいんです。洗濯物に付いていたのを気付かずに触ってしまうこともあるそうです。

症状は?

やけど虫が体に止まった時、毒物質ペデリンを含む体液が分泌され、それが付着した部分が水ぶくれになる。 虫体を誤って潰さなくても分泌された体液が皮膚に付くと皮膚炎を起こすそうです。
症状は、付着後およそ2時間ほどしてかゆみを感じ、発赤、水ぶくれを生じ、やがて火傷をした時のような痛みに変わります。

ペデリンは卵や幼虫、蛹の体液中にも存在するので、怪しいと思ったら触らないで下さいね。

万が一、体液が目に入ったりすると失明の危険性もあるので、十分な注意が必要です。

また、重症化してしまうと、リンパ管炎・悪寒・頭痛・めまい・発熱を伴い、完治まで1ヶ月かかってしまうこともあるとか。

生息地域は?

生息地域は日本全国になります。また、田んぼや畑、池や沼など、湿度と草が豊富なところによくいるようです。なので農作業中の被害が最も多いようですね。

夏休みで子供が外遊びをしている時に被害に遭うこともたくさんあるそうで、子供へも「危ないから触っては駄目だよ。」との注意も必要かと思います。

また、夜になると民家の灯りに誘われて、家の中に入ってくることもあるので、なおさら注意が必要です。

家の中に入ったときは、手に触れないように潰さないように外に出すか、市販の殺虫剤を吹き付けて退治できます。

触ってしまった時の治療法は?

やけど虫の体液が体についてしまったら、素早く水で洗い流しましょう。体液が付いている部位が、他の体の部位に接触しないように気を付けてください。

それでも症状が出てしまったら、市販の薬を自己判断で塗るよりも、皮膚科を受診して下さい。

images (1)皮膚科にもよりますが、結構強めのステロイド剤が処方され、だいたい2~3週間で治りますが、色素沈着を残すことがあるそうです。

また、患部をかきむしったり刺激を与えたりすると、治りが遅くなる・悪化するなどの原因になるので、なるべく患部には触れないようにしましょう。

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楽しい夏を「やけど虫」でめちゃくちゃにされないように、子供達にも「絶対に触らないように」と声かけをしてあげてください。