須藤元気著「やりたいことを全部やる方法」の考え方

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須藤元気著「やりたい事をすべてやる方法」 知識

こんにちは。かの地からスタッフの興介です。
知識を得たり、何かしらの教訓が学べればと思って出来るだけ本を読むようにしているのですが、先日読んだ須藤元気さんの「やりたい事をすべてやる方法」がサラッと読めて楽しめたのでご紹介がてら抜粋してみようと思います。

 

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須藤元気とは?

須藤元気さんとはこんな人です

ph_genki 1978年3月8日、東京都生まれ。1998年4月に渡米し、ロサンゼルスのビバリーヒルズ柔術クラブで修行を積み、1999年8月の帰国後、逆輸入ファイターとして格闘家プロデビュー。「変幻自在のトリックスター」のニックネームで人気を博す傍ら、映画出演や著書を出版。2006年末の現役引退後は、世界学生レスリング日本代表監督、拓殖大学レスリング部監督、作家、タレント、俳優、パフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を率いるミュージシャンなど、活動範囲は多岐に渡る。2014年1月からはWORLD ORDERとして初の全国ツアーを実施。近著に『やりたい事をすべてやる方法』(幻冬舎)。デジモノステーションより

 

WORLD ORDERの映像はこちら

WORLD ORDER "MIND SHIFT"

 

格闘家からまさかのミュージシャンへの転向に見事成功した須藤元気さんですが、ミュージシャンに転向するまでと彼の思考についてこの本で取り上げています。

 

面倒な仕事は面倒くさがり屋に頼め

 

真面目な人は、文字通り真面目にその面倒な仕事をやってくれるかもしれない。だが、面倒臭がり屋に頼むと、いかにラクをするか考えて一番効率の良い簡単な方法を見つけてくれるはずである。まさに、逆転の発想だ。もちろん、面倒臭がり屋が逃げ出さずにやってくれることが前提なわけだが。

 

僕もかなりの面倒くさがり屋です。
ぶっちゃけると仕事もしたくない!というのが本音です。でもしなきゃならないので、なるべく仕事しなくていいようなやり方や流れを考えて仕事をします。
これは的を得てると思いました。真面目な人に仕事を頼むと、本当に説明通りにキッチリやったりして時間がえらくかかってしまったりする事がないでしょうか?
仕事が出来てるかで言えば出来てるのですが…。
怠けろ!とは言わないのですが、本当の意味で「適当」にやるべきだと思っています。

理想は、1から10まで説明をして仕事を振った時に1から10までの工程を少しでも減らせる人に頼む事だと思います。
少しでも減らせた工程をまた面倒くさがり屋に頼めばさらに工程を減らしてくれるかも?

 

 

20%vs80% パレートの法則で、尖れ

 

モノを売るにしてもそうだが、やはりどうしても心理としては80%の人たちに良いと思ってもらいたいものである。しかしそこにずっと焦点を合わせていると、自分のやりたいことをズラしていかなくてはならなくなることもある。そうすると、どうしてもそのモノ自体が平凡になったりチープになったりしてしまいがちだ。だからといって、いざ20%の人たちに向けてやろうと思うとどうしても不安になってしまう。不安にはなるが、きちんと20%に向けて発信することが、あとの80%を引き寄せられる法則なのである。

須藤さんは、「情報源が多様化した」事から、80%の人に理解される必要はなく、20%の人に理解されれば残りの80%の人を引き寄せる事ができる。と述べています。
万人に受け入れられるモノをメインに考えてそればかりになると平凡になってしまう、と。

これは自分たちの「トンガリ」を意識する上で絶対に欠かせない考え方だと思います。
自分たちの「これだ!」というものを多くの人(万人)に合わせていくと、個性が無くなっていきますよね。
絶対数は少なくても、トンガリに共感してくれる人やおもしろいと思ってくれる人のアンテナにひっかかる事で、個性を自分たちで無くす事なく広げていけると僕も考えています。

 

 

TO DOからTO WANTへ

 

「しなくてはいけないこと」ではなく、「したいこと」のリストを作る。自分のしたいことのリストだから、進んでどんどん消化していこうという気持ちになるはずだ。だけど仕事もあるし、いろいろやらなくちゃいけないことが……とお嘆きの方は、「TO DO」と「TO WANT」の2つのリストを作ってみることから始めてみてはどうだろうか。やるべきことと、やりたいことを書き出して照らし合わせることで、本当にやりたいことが見えてくるかも知れない。

 

これは考え方のお話になりますが、「やる事」から「やりたい事」へ考え方を変える事で自分からやりたくなる仕事をしよう!という事です。
仕事を「やらされる事」と考えない事でもっと自主的にやれるマインドになれるでしょう。

自分たちで全てを作り未来を切り開いていく必要がある人にとってはこのマインドを常に持てるかどうかが成長のキモになると思います。
会社員時代からそうですが、こういった「楽しんでやる」仕事への取り組みを僕も大切にしています。

 

 

まずは自分がどんなタイプか見極めよう

 

AKB48は、プレイヤーである彼女たちをプロデュースする秋元康氏という存在がいてこそ成立する。それが逆転してしまうとおかしなことになってしまいかねない。秋元氏が眼鏡を光らせながら、「……僕がメンバーに交ざって、歌ったり踊ったりしたら面白いと思うんだよね」と言い出すと、これはおかしなことになってしまうことは間違いない。面白いには面白いけど、ポジションを間違えていることは誰の目にも明らかである。しかも、誰も「それは違う」と言い出せないから、最終的には秋元氏がセンターになったりして、もうカオスである。

チームで何かをやったりする時はもちろんですが、自分一人で何かをやろうとした時に「自分は何が出来て何が出来ないのか」を把握しておくのは大事な事ですよね。
向き不向き、得手不得手があるように人によって出来る事は様々です。
かといって、これは必ずしもマイナスではありません。
誰かと分担して補い合えばいいんです。

全てを一人でこなす事が出来る人や出来る場合はありますが、そうではないのに自分がどんなタイプか考えず全てをこなそうとすると、とてもロスが多いように思います。
そして、これを把握していないと「自分はこれだけ出来るのになんで出来ないの?」なんて他の人に対して思う事も。

全てを得意な人に振り分けて、プロデューサー的な立場と目線で進められれば一番仕事がはかどるはず。
これも内容に応じて常に考えたいものです。

 

 

魂レベルで試される日常の試練

 

少しずつ、与える側になれてきたように思うのだが、不思議なもので、自分自身が変わったなと思ったとき、それを試すような試練、最終試験というものが訪れる。–中略–これはまさに、魂レベルで試されているのだと思う。そこで「僕は執着しない人間になったつもりなのに、なんでこんな悪い事が起きるわけ?」と考えるのか、「何かの身代わりになってくれたんだ」と考えるのかを選択することになる。もちろん僕は後者の方を選ぶようにしている。

前向きな人間には前向きな人間が集まると言います。

悲観的にならず、何事もポジティブに捉える事で新しい発見があったりするものです。
起こった事象に対してどう考えるか?いかに視点を変える事が出来るか?
仕事だけではなく、生きていく上で常に楽しくありたい僕も、日常に起こる色々な事を前向きに捉えるようにしています。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?
今回ご紹介した須藤元気さんの「やりたい事をすべてやる方法」では、今回は触れませんでしたが格闘家時代の話やWORLDORDERを結成するまでのYouTubeを使った世界進出の話も、とても読みやすく書かれています。

須藤元気率いるWorldOrder

 

興味が湧いたら、一度読んでみてはいかがでしょうか。